確率・統計(統計検定2級)のおすすめの参考書をレベル別に紹介!!

こんにちは、ひかりです。

今回は確率・統計(統計検定2級)のおすすめの参考書をレベル別に紹介していきたいと思います。

それぞれの参考書の特徴などを詳しく紹介していますので、ぜひご覧ください。

目次

確率・統計のおすすめの参考書(数学に苦手意識がある方向け)

まずはじめに、数学に苦手意識のある方やとりあえず計算ができればいいという方向けに、計算重視で書かれている確率・統計の参考書をいくつか紹介していきます。

初めから学べる 確率統計キャンパス・ゼミ (マセマ出版社)

有名なマセマシリーズの一冊であり、大学の本格的な確率・統計に入る準備として高校数学と大学数学の橋渡し的役割を果たしている本となっています。

特に、文系の方などで高校数学に接する時間が少なかった人におすすめとなっています。

本の構成としては、高校数学レベルの「場合の数と確率」を解説していきながら、大学数学レベルである「確率分布」・「記述統計」・「推測統計」・「検定」の基礎的な話につなげていくようになっています。

この本(というよりマセマシリーズ通して)の特徴としては、ほかの本であれば省略するような途中式までしっかりと書かれていることになります。

これにより、独学や授業の復習など自分ひとりで勉強しなければならないときにも数式の操作に困ることがありません。

また、さらに進んだ確率・統計を勉強する際にも、同じマセマシリーズの大学数学の確率・統計の本(次で紹介します)にスムーズに移行することができます。

確率統計キャンパス・ゼミ 改訂8 (マセマ出版社)

上で紹介したマセマシリーズの続編ともいえる大学数学の本格的な確率・統計を学ぶことができる本となっています。

内容も「確率分布」・「記述統計」・「推測統計」・「仮説検定」と大学数学レベルの確率・統計の内容を一通り網羅しています。

とくに、確率分布については統計でよく用いられるポアソン分布・正規分布・ \( \chi^2 \)分布・ \( t \)分布・ \( F \) 分布は章を分けて書かれており、とても読みやすいです。

先ほど紹介した本同様、式変形はとても丁寧に行われていて、一人でも読んでいけるものとなっています。

確率・統計のおすすめの参考書(数学がある程度得意な方向け)

次に、数学がある程度得意な方やしっかりと確率・統計の知識を身に着けたいと思う方向けに、計算と理論がバランスよく書かれている確率・統計の参考書をいくつか紹介していきます。

数研講座シリーズ 大学教養 統計学 (数研出版)

高校の教科書を多く出版している数研出版から出ている確率・統計の参考書です。

内容としては、「標本とデータ」・「記述統計」・「推測統計」・「統計的仮説検定」と確率・統計の内容を一通り紹介されています。

また、第0章で高校までの確率・統計やその他の数学の復習をしています。

この本の特徴としては、下のリンクの表紙を見ていただくとわかると思いますが、高校数学の教科書を意識して書かれていることになります。

そのため、高校数学の延長みたいな感覚で大学数学を学ぶことができます。

チャート式シリーズ 大学教養 統計学 (数研出版)

上の本の問題集として大学受験等で見慣れている方も多いチャート式も出版されています。

数学は問題を解いていくなかで知識がしっかりと定着していきます。

ですので、この本にある全部で200問の問題を通じて、確率・統計をしっかりと自分のものにしていきましょう。

確率・統計のおすすめの参考書(統計検定2級を受ける方向け)

最後に、統計検定2級を受ける方向けに、統計検定2級に沿った確率・統計の参考書をいくつか紹介していきます。

統計学入門 (基礎統計学Ⅰ) (東京大学出版会)

統計学を学ぶ人にとって「赤本」と呼ばれるぐらい有名な本になります。

「データ」・「確率と確率変数」・「確率分布」・「大数の法則と中心極限定理」・「標本分布」・「推定と仮説検定」・「回帰分析」と確率・統計の基礎的な内容を過不足なくまとめてある数少ない本になります。

文章による丁寧な解説がされており、この本の内容を理解しておけば統計検定2級の問題はだいたい解くことができるだけの知識が身につきます。

そのため統計検定2級を受験される方はぜひこの本に挑戦してみてください。

改訂版 日本統計学会公式認定 統計検定2級対応 統計学基礎 (東京図書)

この本は統計検定の主催である日本統計学会による公式テキストになります。

ただし、この本は初めて確率・統計を学ぶ人が読むにはわかりにくいテキストとなっており、どちらかというと上の本で確率・統計の知識をある程度学んだ人が知識の整理のために読む本だと感じました。

統計検定2級を受験される方は試験範囲の確認のためにも読んでおくことをおすすめします。

日本統計学会公式認定 統計検定 2級 公式問題集[CBT対応版](実務教育出版)

この本は統計検定の主催である日本統計学会による公式問題集になります。

統計検定2級は2022年からコンピューター上で問題を解くCBT形式の受験に完全に移行しました。

そのため、この本に載っている過去問を解くことによりCBT形式の出題に慣れておきましょう。

今回はここまでです。よい参考書に出会えることを祈っています。ひかりでした。

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